高齢化社会における口内環境の重要性
歯周病菌は脳からも発見されています

日本の総人口は2021 年9 月現在、1億2,500 万人であり、そのうち65 歳以上の高齢者は3,640 万人、総人口の29.1%を占めています。これは世界で最も高い割合になります。
厚生労働省の平成28 年歯科疾患実態調査の概要によると、歯周病(4mm 以上の歯周ポケットがある)の有病率は、25~34 歳で32.4%、45~54 歳で 49.5%、65~74 歳で57.5%と高い罹患率になっています。
歯周病は多くの病気の要因とも言われており、認知症の原因の一つとして脳から発見された報告もあります。
また口腔内の有害な細菌を肺に取り込んでしまう誤嚥性肺炎の患者も、年齢を重ねるごとに増加の一歩をたどっています。


日本の総人口における高齢者比率(2021 年9 月15 日現在)

肺炎入院患者における誤嚥性および非誤嚥性肺炎の年齢別割合

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